NKCながいグリーンパワーの木質バイオマス発電は間伐材を加工した木質チップを加熱して、
その際に発生した可燃性ガスでガスエンジン発電機を動かして発電しています。

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ではこのガスエンジン発電機はどのような仕組みになっているのでしょうか?

【ガスエンジン発電機の仕組み】
ガスエンジン発電機では可燃性ガスを電気エネルギーに変換することで発電できます。
最終的に電気エネルギーに変換するために、このガスエンジン発電機には可燃性ガスを運動エネルギーに変換する動力機関の部分と、
運動エネルギーを電気エネルギーに変換するオルタネーターの部分が存在します。

・動力機関

動力機関の運動は4つの連続したプロセスから成ります。
①吸気・・・ピストンが下がり、バイオガスと空気がシリンダー内部に吸い込まれます。
②圧縮・・・ピストンが上がり、バイオガスと空気が圧縮されます。
③燃焼・・・バイオガスと空気が着火されることで燃焼し、急激に膨張します。
      その膨張でシリンダーが下に押し下げられます。
④排気・・・ピストンが上がることで、燃焼した混合気が外へと排出されます。

これらの運動によってオルタネーターにつながる軸が回転します。

・オルタネーター

参照:大須賀和美. 『最新版 自動車用語辞典』. 株式会社精文館, 2016, 800p

オルタネーターは動力機関と軸でつながっています。
軸は磁極になっておりこれが回転することによって、固定されたコイルに三相交流電流が発生します。
このコイルに電流が流れる現象を「電磁誘導」と言い、流れる電流を「誘導電流」と言います。
この現象を利用してNKCながいグリーンパワーではバイオマス発電をおこなっています。
こうして発生した電流が皆さんのご家庭で利用されているのです。